審美歯科治療は非常に繊細な技術を要しますので、ドクターの腕と経験がものをいう治療となります。
患者様にとっては単に「白い詰め物・かぶせ物」を入れるだけではないのと思われるかもしれませんが、それは違います。
口元の美を獲得するための最低条件は、「いかに天然歯と見分けがつかない歯が作れるか」です。白い歯を作ればいいというものではございません。その歯がお口に入った時に違和感がなく、全体との色合い・形が調和して初めて「美」の獲得ができるのです。
「人工物」と他人に見破られてしまったら、我々の敗北です。
審美歯科治療の成功・不成功のカギを握るのは、
見えるところだけではなく、
見えないところにもいかにこだわれるか。
これがポイントです。
当院が実施している「美の方程式」をこれからご紹介
致します。
単に白く綺麗な人工歯を作るだけが
審美歯科治療ではありません。
当院では、次の10の基準に基づき、
審美歯科治療を行っています。
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歯の形態歯の形態1つで口元のイメージが変化します。カウンセリングで得られた情報をもとに、形態を決定します。 |
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顔貌との調和体の中心ラインを「正中線」というのですが、この線に上下の歯の中心が合わさることで顔貌と口元のバランスが取れることになります。 |
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唇との調和笑ったときの上の歯の縁を線で結んだライン。緩やかな弧を描くほど女性的な魅力が高まり、水平になるほど男性的な印象になります。 |
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歯の特徴付け歯は皆さんが想像されている以上に複雑な形をしています。この形に近づけることにより天然歯と見分けがつかない歯が出来上がります。 |
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性別男性・女性で理想とされている歯の形というものがあり、その中でもさらに細分化されます。あとでご紹介します。 |
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肌の色肌の色とバランスをとりながら、美しく見える色の濃淡・深み・明度・彩度を微調整していきます。 |
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年齢個々人の好みによって変化しますが、一般的には年相応の歯の形・色が存在し、それに近づけることで自然な口元を演出します。 |
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バリエーション審美歯科治療で用いる素材は様々なものがあります。お口の状態・患者様の理想によりそれらを使い分けます。詳しくは料金表をご覧ください。 |
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歯の配列・位置形・色だけでなく、お口全体のバランスを考えた人工歯の配列・位置も大切となります。 |
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相対的歯冠長黄金比率(1.6、1.0、0.6)に基づき、配列を計算しながら治療を行うことで、バランスのとれた整合性のある形を追求します。 |
色々とありますが、要はこれらすべてを考慮することで、はじめてあなたに調和した、そしてオリジナルの歯が出来上がるのです。
また、これら以外に当院が特に力を入れている「美」に関しての考え方として、「光反射のイルージョン」というものがあります。
簡単に説明しますと、歯の形態(角度・厚み・長さ)を変えることで光の屈折度合いが変化し、目に見える歯の形態を自在に操る治療テクニックです。
例えば、歯を作る際、お口の状態によって、
「もう少し角度をつけたい」「もっと薄くしたい」
「もっと短くしたい」「もっと幅を狭くしたい」
のにそれができない場合などがあります。
通常は「仕方がない」と諦めるのですが、
この光反射のイルージョンテクニックを活用する
ことで、他人に見える歯の形を、理想とする形へと
変化させることが可能になります。
このテクニックはどの歯科医院でも行っているわけではありません。
他院で治療したが気に入らない場合などがありましたら、ぜひ相談にお越しください。
「マイクロスコープ」「拡大鏡」とは、視野を拡大できる
顕微鏡のことです。拡大鏡は約2.5~3倍拡大でき、
マイクロスコープはそれ以上の拡大が可能です。
肉眼では見えない領域に如何にこだわるかで、
「歯の美しさ」「耐用年数(どれだけ長持ちするか)」
を左右します。
当院では、マイクロスコープや拡大鏡を用いた精密審美歯科治療を提供しております。これまでに、「せっかく自費の詰め物・かぶせ物を入れたのにすぐにダメになった」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ当院にお越しください。
皆様はあまりご存じないかもしれませんが、詰め物・かぶせ物は歯科技工所という別のところで作成します。1から100まですべて歯科医師が作るわけではありません。つまり、いくら歯科医師の能力が高くとも、連携している歯科技工所の能力が高くなければ決してよい技工物(詰め物・かぶせ物)は作れないということです。
したがって、どの技工所と連携しているかで詰め物・
かぶせ物の良し悪しが変わってきます。当院では、
渡辺デンタル・ラボラトリーという歯科技工所さんと
連携し、高品質の詰め物・かぶせ物を作成しています。
総合治療とは、お口全体の美しさ、健康、バランス、
機能性を考慮した治療のことです。
例えば、右の画像の患者様から「前歯2本を審美
歯科治療で白く、美しくしたい」というご要望が
あったとします。当院では、その2本の歯に
セラミックのかぶせ物をして治療終了とはいたしま
せん。なぜならば口元の美は一部の美しさだけでは
なく、全体のバランスを考えて初めて達成されるため
です。例えば、いくら白い歯を手に入れたい方らと
いって、前歯2本だけ真っ白な歯にした場合どうなる
でしょうか?その2本だけ色が浮いてしまい、全体美とは程遠い結果となります。
また、お口の状態によっては、そして患者様が望まれる場合、審美歯科治療ではなく、部分矯正治療が適していることもありますし、歯肉移植術(歯茎再生治療)やインプラント治療も必要なこともあります。
患者様のご要望をよく伺い、全体美を考慮した治療法をご提案させて頂きます。
また、当院では患者様のニーズ、「短期間で治療したい」「歯だけではなく歯肉(歯茎)の部分の審美性も高めたい」などにもお答えできる体制を整えておりますのでまずはご相談ください。
美しさを追求するのが審美歯科治療ですが、それだけを追い求めるのはNGです。
「噛む」という歯本来の機能性も考慮しながら治療計画を立てなければなりません。
なぜならば、審美歯科治療をすることで「噛み合わせ」も変動することがあり、その変化を考慮に入れた治療をしなければ、あごの疲れ・肩こり・腰痛・頭痛などが発症することが稀にあります。たとえ1本の歯を治療する場合であっても、お口全体のバランス・機能性を考慮した治療を行わなければなりません。
当院で行っているこだわりの治療工程をご紹介します。
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シリコン印象印象材には「アルジネート」と「シリコン」がありますが、当院ではより精密に型取りができるシリコン印象材を利用しています。 |
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ワックスアップ歯の模型をベースとして咬み合わせ、歯の大きさ、形、角度などをシュミレーションする工程です。完成形のイメージをここでデザインします。 |
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プロビジョナルレストレーションワックスアップでデザインしたイメージをもとに作成した「仮の歯」を、患者様のお口の中に装着し、本番さながらのシミュレーションを行う事です。この仮歯は、歯が無い期間をなくすためだけに装着するものではありません。歯茎の状態改善、咬み合わせなどの機能性の改善、お口全体のバランス確認などをこの工程でチェックします。この段階ではまだ修正はできますので、患者様の感想を伺いながら細かな修正を行っていきます。 |
審美歯科治療は、歯の「色」だけでなく、「形」「歯並び」の改善も可能です。
以下、当院で治療した症例をご紹介いたしますので、治療後のイメージの参考にしていただけたらと思います。
このようなご要望にはセラミック素材の「詰め物(インレー)」「かぶせ物(クラウン)」をお勧めします。
下記の画像は銀歯の詰め物(インレー)をセラミック素材の詰め物(インレー)に差し替えた症例です。
下記の画像は銀歯のかぶせ物(クラウン)をセラミック素材のかぶせ物(クラウン)に差し替えた症例です。
一口にセラミックと言いましても複数の種類があります。
詳しくは料金表に記載していますのでそちらをご参照ください。
歯の隙間を改善する方法として「矯正歯科治療」をイメージされる方も多いかと思いますが、審美歯科治療でも対応が可能です。オールセラミック法(セラミックのかぶせ物)を利用します。
下記の画像はセラミッククラウン法(セラミックのかぶせ物)で「歯の白さ」と「歯の隙間」を改善した症例です。
審美歯科治療では「歯の形」も変化させることができます。
オールセラミッククラウン法(セラミックのかぶせ物)を利用します。
下記の画像はオールセラミッククラウン法(セラミックのかぶせ物)で「歯の白さ」と「歯の形」を改善させた症例です。
歯の形・歯の大きさは、あなたが思っているよりもその人の個性を際立たせます。
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ナチュラル型 日本人に多いタイプで、前歯の先端が直線上にある歯と、ない歯とが混在しています。最も無難で自然な歯並びです。口を小さく見せる効果もあり、若々しい印象を与えます。
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ストレート型 白人に多いタイプの歯並びで、前歯の先端がすべて直線上にあるので、口元をくっきりと強調することができます。
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クローズ型 日本人の女優さんに多いタイプの歯並びです。前歯の先端はすべて直線上にありますが歯と歯に多少の重なりがあることが特徴です。出っ歯を治したい人、女性的な印象をもっと強調したいという人に向いていると言われます。
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スマイルライン型 下唇のラインと前歯のラインが平行になっているのが特徴です。 世界的に好まれる並びで、ハリウッドスマイルとも呼ばれています。 |
このように「歯の形」「歯の大きさ」の微妙な違いによって、その人の印象を変えてしまう事があります。当院では、このようなことも考慮した上でのご提案・治療を行っております。
タバコ、コーヒー、お茶、ワイン、カレーなど飲食物には着色しやすいものがあります。審美歯科治療でも対応可能ですが、より手軽により安くできるものに「ホワイトニング(薬剤を使った治療)」や「PMTC(専門器具を用いたクリーニング)」がありますのでそちらをご紹介します。
ホワイトニングに関しての詳細はホワイトニングをご参照ください。
PMTCとは特殊な器具を用いて歯の着色汚れや、歯周病・虫歯の原因となる歯垢・歯石を除去する治療です。歯本来の白さを回復でき、かつ、虫歯・歯周病予防につながります。
詳しくは予防歯科をご参照ください。
グラディアダイレクト治療とは、審美歯科治療の最新技術から生まれたもので、歯を削る量を最小限に抑えつつ、短時間で白い歯を手に入れることが可能になります。最新の治療法なので、導入している医院はそれほど多くありません。
以前までは、「低予算で小さな虫歯を綺麗に
治療したい」、「低予算で欠けてしまった歯を
綺麗に治療したい」「低予算で銀歯を白い
詰め物にしたい」というご要望には、
コンポジットレジン充填治療をご提案していました。
この治療法は、保険適用なので安く、銀歯と
比べて審美性に優れるなどのメリットが
ありましたが、変色してしまうという
デメリットが存在していました。
しかし、グラディアダイレクト治療が開発されたことにより、コンポジットレジン充填治療よりもはるかに審美性が向上し、変色しにくい治療が可能となりました。
また、治療も1回で終了し、歯を削る量も他のつめ物と比べ少なくて済みますので、当院が自信をもってお勧めする治療法の一つです。
当院で歯科治療を受けられた患者さんから頂いたご感想をご紹介しております。
ご興味がある方は、患者さんの声をご覧ください。
症例はこちらをご参照ください。
料金体系は料金表をご参照ください。