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予防歯科

従来までのアプローチ=非科学的なアプローチ。当院で実施しているアプローチ=科学的根拠に基いたアプローチ。当院には虫歯・歯周病にさせないプログラム(MTM)があります。この世からむし歯をなくす、歯周病を進行させない。それが私たちの使命。

当院で予防歯科をされた患者様からメッセージをいただきました。

https://youtu.be/hJAwiz99ryA

科学的根拠に基づいた予防プログラム(MTM)とは・・・?

検査

これまでの歯科治療は「非科学的」なものでした。
なぜならば、どの患者様にも画一的な対応をしていたためです。
具体的には、悪くなった部分を画一的に治療し、治療が終了すれば、画一的な処置をする(定期的なメンテナンス)。これでは良くなるものも良くなりません。
お口の中は千差万別で、人によっては「虫歯になり易い人」「なりにくい人」、「歯周病になり易い人」「なりにくい人」が存在します。従来までの治療法では、このような違いに着目していませんでしたが、当院が実施している治療は、この「違い」を科学的に解明し、その違いに合ったオリジナルの治療プログラム(MTM:メディカルトリートメントモデル)を組んでいきます。

理事長

このように記載すると、「当り前の事」のように思えますが、そうではないのです。
例えば、インフルエンザは、その年、その年で流行するウィルスが異なりますので、流行するウィルスに合わせた予防接種が必要となります。
しかし、これを従来までの歯科治療に当てはめると、常に1種類の予防接種で対応してきたと同じことになります。これではだめですよね。
たとえよくなったとしてもそれは「偶然」であり、「必然」ではありません。歯科治療で「必然」を意図的に導き出すのが、この科学的根拠に基いたMTM(メディカルトリートメントモデル)なのです。

当院では「成人の方」「お子様」ごとに異なるオリジナルのプログラムを組んでいきますので、それぞれご参照ください。

また、当院が実施している取り組みは、世界的な 予防の権威である山形県酒田市にある日吉歯科診療所(熊谷崇先生)のシステムを参考とさせて頂いております(研修会参加済み)。26年10月27日にNHKの「プロフェッショナル」で日吉歯科診療所の取り組みが紹介されました。ご興味がある方は下記からご覧くださいませ。

プロフェッショナル 仕事の流儀 「ぶれない志、革命の歯科医療~歯科医・熊谷崇」

「成人の方」のオーダーメイド治療プログラム

カウンセリング

何事もそうですが、まずは「敵」を知ることからすべてが始まります。
先ほどもお話した通り、お口の中は千差万別ですので、それぞれの人がかかりやすい疾患や、その原因を正確に診査診断し、その方に合った治療方針で進めなければ良くなるものも良くなりません。例えば、「年齢」「お口の細菌の種類・数」「唾液や歯の性質」などですね。それを科学的に把握した上で、適切な処置を行っていきます。このステップを踏まない治療は、「勘」による治療と同じです。科学的根拠に基いた治療をしなければなりません。

※緊急性の高い(痛み等)ケースは応急処置をはじめに行います。

当院では下記の情報を事前に把握します。

1、口腔内検査 2、口腔内写真撮影 3、レントゲン写真 4、生活習慣の問診 5、歯周病検査 6、唾液検査

上記⑥の「唾液検査」に関して、初めて目にする方も多いかもしれません。
「唾液を検査して何が分るの?」と思います。実は、非常に多くの大切なことが分かります。

お口の中のミュータンス菌・ラクトバチルス菌の量

これらは虫歯の原因となる菌です。ミュータンス菌は虫歯を作る、ラクトバチルス菌は虫歯を進行させる性質を持っています。

唾液緩衝能

お口の中が酸性になった時に歯が溶け始めます。その状態から中性に戻す力のことを唾液緩衝能といいます。食事をとることでお口の中は必ず酸性に傾きます。これを中性に戻す力が唾液にはあります。この力が強ければ強い程、虫歯になりにくくなります。

プラークの付着量

虫歯や歯周病の原因となる歯垢や歯石の事をプラークと呼びます。

虫歯リスク

カリオグラム

その他様々な情報を分析することで、あなたの虫歯のなりやすさを判定できます。

唾液にはあなたが驚くくらい様々な効用があります。唾液の検査を行なうことで、口腔内細菌の検出だけでなく、患者さん固有の情報が得られることにより、虫歯リスクの程度を知ることができます。

その結果からあなたオリジナルの予防プログラムの作成、予防処置効果の検証など、あなたの歯を守るための一歩進んだ歯科治療が可能となります。

当院では世界的に評価の高い「カリオグラム」を利用して唾液検査を実施しています。

これらの検査結果から患者様オリジナルのプログラムを構築します。
その後は、治療を進め、再評価を繰り返していきます。歯周病がかなり進行してしまっている場合は、位相差顕微鏡を利用した歯周内科治療、歯周病専用の唾液検査などを実施し、より深く・詳細なデータを取得することもあります。

位相差顕微鏡を利用した歯周内科治療、歯周病専用の唾液検査

「お子様」のオーダーメイド治療プログラム 人の方のオーダーメイド治療プログラム

コミュニケーション

よくこのような質問を受けることがあります。
「大人の歯が生えてくるから、子供の歯は虫歯になっても大丈夫ですよね?」

これは大きな間違いです。

乳歯には非常に大きな2つの役割が与えられています。

1つは、次に生えてくる永久歯を適切な位置へ誘導する役割。
生え換わる時期に乳歯がすでに虫歯でダメになっていた場合、永久歯を適切な位置へ誘導が出来なくなったり、永久歯自体が生えてこなくなる場合もあります。また、乳歯の虫歯菌が大人の歯に感染し、生えてきた大人の歯がすぐに虫歯になってしまう場合もあります。

2つ目は、乳歯は永久歯が生えてくるスペースを確保する役割も担っています。
虫歯で乳歯を抜いてしまった場合、その隙間を埋めるように、両隣の歯が寄ってきます。そうなると、永久歯が顔を出すスペースがなくなり、正しい方向に生えることができず、噛み合わせが悪くなる原因となります。

また、患者様から「虫歯は遺伝ですか?」とよく質問を受けますが、むし歯というのは遺伝ではありません。感染症であり、生活習慣病なのです。一生健康な「お口」でいるためにはできるだけ早い時期に予防習慣を作ることが重要となってきます。

予防

虫歯になるメカニズムがすでに解明されているため、予防をしっかりすることで虫歯を防ぐことができます。三つ子の魂百までといいますから、小さい頃からお子様に予防を習慣づけてあげることは大きくなってからの口腔内のリスクを軽減することにも繋がります。

白くて美しい健康な永久歯は親から子への最高のプレゼントです。
正しい知識を身につけて、私達と共にお子様のお口を守りましょう。

当院では次のステップでお子様の歯を守っていきます。

何事もそうですが、まずは「敵」を知ることからすべてが始まります。
お口の中は千差万別ですので、人によりかかりやすい疾患や、その原因を正確に診査診断し、その方に合った治療方針で進めなければ良くなるものも良くなりません。例えば、「年齢」「お口の細菌の種類・数」「唾液や歯の性質」などですね。それを科学的に把握した上で、適切な処置を行っていきます。このステップを踏まない治療は、「勘」による治療と同じです。科学的根拠に基いた治療をしなければなりません。

1、口腔内検査 2、口腔内写真撮影 3、レントゲン写真 4、生活習慣の問診 5、歯周病検査 6、唾液検査

これらの検査結果から患者様オリジナルのプログラムを構築します。
その後は、治療を進め、再評価を繰り返していきます。

その他、当院では、お子様のお口を守る取り組みとして態癖改善予防矯正(MFT)などにも取り組んでいます。

態癖

態癖指導

態癖とは、読んで字のごとく、「体のクセ」であり、舌の動き、頬杖、寝癖(うつ伏せ寝・横向き寝)などを指します。この態癖の力は矯正治療で加える力の数倍と言われていますので、歯は簡単に動き、歯列の乱れ、咬み合わせの悪化の原因となります。
大人と比べお子さんの歯は簡単に動いてしまうので、当院ではこの態癖指導を積極的に行い、歯並びが悪くなる前の予防を徹底しております。

MFT(口腔筋機能療法)

MFT

これも、歯並び改善のための治療法です。
口のまわりの筋肉が弱くバランスが悪いと、舌で前歯が押され、開咬(歯がしっかり噛みあわない状態)、上顎前突(いわゆる出っ歯)、あるいは反対咬合(受け口)といった不正咬合を引き起こすことがあります。そこで口のまわりの筋肉(舌、口唇および顔面の筋肉など)を強化しバランスを整えることで不正咬合の改善を行います。

この治療法は歯並びの改善だけではなく、下記のような問題も改善できます。

• ドライマウス(口腔乾燥症)の改善
• 虫歯、歯周病の予防
• 口呼吸の改善
• 食べ方の改善
• 話し方の改善(発音障害改善)

理事長

均整のとれた適切な歯並びは「見た目」だけでなく、「虫歯・歯周病予防」にもなります。なぜならば、均整のとれた歯並びは、磨きにくいか所も少なく、食べカスが歯に詰まりにくいためです。

その他、「集中力や持続力」などお子様の生活全般のレベルアップも期待できるという研究報告が出ていますので、歯並びがおかしいなと思いましたら、治療するしないにかかわらず、まずはお気軽にご相談頂けたらと思います。

理事長の願い~この世から虫歯をなくしたい

院長3

治療を終え、お口の中が健康になり、「治療」ではなく、お口の健康維持のための「メンテナンス」に通って頂く。そして、世間話をしながら笑顔で帰って頂く。

これが私たちの目指す歯科医院です。

そのためには、治療と共に、お口が悪くなった原因を取り除き、その原因が再発しないようにしなければなりません。再発させないためには「健康な状態を絶対に維持し続ける」という歯科医院側の想いのこもったサポート、そして何よりも患者様ご自身がお口の健康に関して意識して頂くことが重要です。当然のことですが、歯科医院でのケアよりもご自宅でのケアの方が、多くの時間を占めますので。

院長3

これまで長年、歯科医療に携わってきましたが、お口の健康を長く維持されている患者様というのは、歯に対する意識、つまり、歯は生活をする上で非常に重要であると強く認識している方です。歯に対する意識が高ければ、自ずとご自宅でのケアをしっかり行っています。そして皆さん、「歯科医院は健康なお口の状態をチェックする場所。普段のブラッシングでは落とせない汚れを定期的に落としに行く場所」と考えていらっしゃいます。

歯科医院とは、「歯を治す」ところですが、一旦治療が終了したら、「歯を守る場所」になるという考え方が大切です。そのように理解し行動して頂けたら患者様のお口の健康は安泰です。

私たちは「歯科医院は歯を守る場所」とご理解いただける患者様と共に歩みたいと思っています。そして、そのような患者様には「お口の健康を必ず維持させる」「残っている健康な歯を絶対に失わせない」という強い想いで末永くお付き合いさせて頂きます。

お口の健康を通して、皆さんが毎日笑顔で生活できるお手伝いをすること。
これが私たち歯科医療従事者の「使命」であり「やりがい」です。

コラム-定期的メンテナンスの絶大な効果

歯科医院での定期的な予防を「した方」と「そうでない方」の年齢別の統計があります。これによると80歳になったときに残っている歯の本数には予防を「した方」と「そうでない方」には9本近くの開きがでるという結果になりました。

定期メンテナンスと残存歯数の関係

以下、もっと分かりやすく「予防」をしている場合としていない場合の比較を説明したいと思います。

「痛いときだけ通院する方」と「定期的に通院する方」の歯のライフサイクルと治療費の比較

痛いときだけ通院する方の歯のライフサイクル
定期的に通院する方の歯のライフサイクル

「2~3カ月に1回の定期的に予防しに行くのは面倒だし、費用も高くなりそうだな」と感じておられる方も多いと思います。しかし、結果はどうでしょうか。
定期的に通院した方が約300万円も治療コストがかかっていません。

また、歯科医師としてなによりも主張したい点は、「80歳になっても自分の歯でいられる」ことの素晴らしさです。

一般の方々は「歳をとれば、自然に歯が抜けてしまうものだ」とお考えの方がいると思いますが、事実は違います。若いころから歯科医院で定期的に予防処置を受けていれば、上記の図・統計にもあるように、多くの歯を残すことが可能となるのです。

歯を失うことの辛さは、実際に失った方でないと分りませんが、事実、生活の質が落ちてしまいます。快適な老後を送るためにも、早いうちから歯のありがたみを理解し、日々のブラッシング、定期的な予防処置を生活習慣の1つに組み込むことが非常に大切となります。