親知らずの抜歯

1. 「安全・確実」な治療を実現する
精密な診査と診断

親知らずの抜歯は、事前の徹底した精密検査が不可欠です。当院では、親知らずの生え方や、神経・血管との位置関係を正確に把握し、リスクを最小限に抑えた安全な治療計画を立てます。

3D画像で正確な診断！歯科用CTによる精密検査

通常のレントゲンでは分からない、親知らずの歯根の形や、顎の骨の立体的な構造、そして神経や血管との位置関係までを歯科用CTで詳細に把握します。これにより、抜歯の難易度を正確に診断し、安全な抜歯方法をシミュレーションできます。

経験豊富な歯科医師による多角的な診査

親知らずの生え方だけでなく、周囲の歯ぐきの炎症状態、隣の歯への影響、噛み合わせ、そして患者さまの全身の健康状態まで、親知らずに影響を与える可能性のある全ての要因を総合的に診査します。

2. 「痛みに配慮」し、
心から安心して受けられる治療体制

親知らずの抜歯と聞くと「怖い」「痛そう」というイメージが強いかもしれません。当院では、患者さまの不安や痛みに寄り添い、リラックスして治療を受けていただけるような様々な工夫をしています。

専門医による麻酔管理と静脈内鎮静法

痛みに弱い方や不安の強い方には、ご希望に応じて**静脈内鎮静法（点滴麻酔）**をご提案できます。専門の麻酔医が管理のもと、うとうと眠っているような状態で手術を受けられるため、痛みや恐怖心を感じることなく、リラックスして治療に臨めます。

最新の設備と徹底した衛生管理

手術室は、清潔な環境を保つため徹底した衛生管理を行っています。また、最新の治療機器や滅菌設備を導入し、感染リスクの低い安全な環境で治療を提供しています。

3. 「抜歯後も安心」の専門的な技術と総合サポート

親知らずの抜歯は、抜いて終わりではありません。抜歯後の痛みや腫れを抑え、スムーズに回復するためのケアも重要です。当院では、抜歯後も患者さまが安心して過ごせるよう総合的なサポート体制を整えています。

経験豊富な歯科医師による負担の少ない抜歯

当院の歯科医師は、親知らずの抜歯における豊富な経験と専門知識を持ち、最新の知見と技術に基づいた精度の高い手術を行います。歯ぐきの切開や骨の切削を最小限に抑え、患者さまへの負担を軽減し、より早く回復できるよう努めます。

抜歯後の注意点と的確なアフターケア

抜歯後の痛みや腫れを最小限に抑え、感染を防ぐために、抜歯後の注意点（食事、飲酒、運動など）を丁寧にご説明します。また、必要に応じて鎮痛剤や抗生物質を処方し、抜歯後の状態を定期的にチェックすることで、患者さまが安心して過ごせるようサポートいたします。

親知らずを利用した「自家歯牙移植」の選択肢

親知らずが健康な状態で生えている場合、むし歯などで失われた他の歯の部位に親知らずを移植する「自家歯牙移植」という治療法をご提案できる場合があります。ご自身の天然歯を活かせる、有効な治療選択肢の一つです。

親知らずを放置することのリスク

• むし歯・歯周病:
  親知らずは一番奥にあるため歯磨きがしづらく、むし歯や歯周病になりやすい傾向があります。また、親知らずが原因で隣の健康な歯までむし歯や歯周病になるリスクがあります。
• 歯並びの乱れ:
  親知らずが横向きに生えたり、生えるスペースが不足したりしている場合、前の歯を押し、全体の歯並びを乱す原因になることがあります。
• 顎関節症:
  親知らずの生え方や噛み合わせが原因で、顎関節に負担がかかり、顎の痛みや口が開きにくくなるなどの顎関節症を引き起こすことがあります。
• 炎症や痛み（智歯周囲炎）:
  親知らずが一部だけ顔を出している場合、歯ぐきとの間に汚れが溜まりやすく、細菌の温床となって炎症（智歯周囲炎）を起こし、強い痛みや腫れ、口臭の原因になります。
• 口臭の悪化:
  磨き残しによる歯垢や細菌の増殖が、不快な口臭の主な原因となります。

親知らずの抜歯は、これらのリスクを未然に防ぎ、
お口全体の健康と、快適な毎日を守るための大切な治療なのです。